フィリピンに留学する際に予防接種は必要?種類は?

留学や出張といった長期間海外に滞在する際に絶対にやらなければならない事の一つが予防接種です。
日本でもインフルエンザが流行る時期には、多くの方がインフルエンザの予防接種をします。
では、フィリピンに渡航するときには予防接種が必要なのでしょうか。
またどの種類の予防接種を行うべきなのでしょうか。
今回は主に上の二つの点についてご紹介します。

目次

予防接種は必要なのか

一般的にどの国にも共通して入国する際に必ずしなければならない予防接種はありません。
行く国によって流行している病原体が違うため要求される予防接種の種類も異なります。
例えばアフリカや南米といった熱帯地域の国々を訪れる際には、黄熱の予防接種証明書が要求されることが多く、さらに乗り継ぎで使用するだけの場合でさえ証明書が必要となる時もあります。
そのため、こまめに外務省の海外渡航サイトをチェックしておくと良いでしょう。
そもそも予防接種とはあくまで異国の地で流行しており、日本にはないという病原体から自分の体を守るためにあります。
行く国先から予防接種の要求がない場合は必ずしも受ける必要はありません。
ただ予防接種を受けることで現地での病気にかかるリスクを極力下げられます。

フィリピン留学に必要な予防接種とは?

フィリピンは熱帯気候帯に属しており年中温暖な国で知られています。
その中でも比較的蒸し暑く雨が多く降る雨季では、衛生状態が劣化し汚染された食品によって食中毒や感染性胃腸炎にかかりやすくなります。
また湿気の多い季節では、蚊が多く発生するためデング熱も流行します。
他にも排気ガスによる大気汚染により呼吸器官の疾患を訴える人も多いそうです。
フィリピンの中でも地域によって多少の差はありますが、フィリピンの国全体として推奨されている予防接種は、以下のものです。

成人:A型肝炎、B型肝炎、破傷風、日本脳炎、狂犬病
小児:日本国内での定期接種、任意の予防接種

留学に行く方は各語学学校によって要求される予防接種の種類が異なることがあるので、事前に確認しましょう。

各ワクチンが何に効くのか知りたい

基本的に予防接種証明書が要求される場合は打たなければならないワクチンの名前が記載されていることがほとんどです。
しかし、要求されていなくても予防接種を打っておこうと思うと、どのワクチンが何の病気に効くのかを知っておきたいですよね。

*A型肝炎

A型肝炎(HAV)は便から排出され、この菌によって汚染された食べ物を食べることで移る病気です。
移ると主に食中毒の症状が発症します。

*B型肝炎

一般的にB型肝炎を持つ患者との性行為やウイルスによって汚染された医療器具を使用することで感染します。
一旦感染し体内にウイルスが入ると肝炎を起こし、長い間肝臓に住みつき肝臓ガンや肝硬変(かんこうへん)を引き起こす可能性があります。
毎年2万人近くがこのB型肝炎に感染しているため注意が必要です。

*破傷風

破傷風菌が持つ毒素によって痙攣を引き起こす感染症です。
怪我をした時の傷口から菌が入り込み感染します。
どんなに些細な傷でも感染してしまう恐れがあり、現在では30代以上の成人の間でよく発生する感染症です。

*日本脳炎

今フィリピンで最も流行している病気です。
豚の血を吸った蚊によって日本脳炎ウイルスが体内に入り込むことで起こる病気です。

*狂犬病

人間だけでなく犬やキツネ、猫、哺乳類、鳥類など全ての恒温動物に感染する恐れがある病気です。
主に狂犬病を持つ物体から咬まれたり舐められたりすることで傷口から体内に入り感染します。
感染するとほぼ100%の確率で死に至る病気なので動物が沢山いる環境に行く人は予防接種をしておくべきでしょう。

以上より、予防接種は必須ではありませんが、やっておけば不安要素を減らせるのではないでしょうか。
特にフィリピンなどの熱帯気候では、食中毒や破傷風、日本脳炎など流行している感染症が沢山あるので念のために予防接種を受けたから、安心してフィリピンへ渡航しましょう。